はじめに

2020年も最終日を迎えましたね。今年も本当にお疲れ様でした。

横で妻が流している嵐のライブを一緒になってだらだら見てたりもするわけですが、この2020年も様々な経験を積めた1年になったと思うので、改めて振り返ってみたいと思います。

2020年の振り返り

仕事について

READYFORに入社したのが2019年11月であり入社2ヶ月で大体社内ITの現状を把握して、目に付くところを少し改善したぐらいに年明けを迎えたのが2020年の始まりだったかと思います。

2020年を振り返ると大きくやったことは以下でしょうか。

  1. 情報セキュリティグランドデザイン(IDaaS, UEM)方針確定及びSSO・デバイス管理推進
  2. グループウェア活用方針・運用整備
  3. 人事辞令に基づく運用プロセス整備
  4. 決裁WF、電子契約基盤の整備
  5. ISMS・ITGC対応
  6. 労務管理業務全般(就業規則改訂、勤怠管理、給与計算等)

1~4. 社内ITサービスの整備

こちらに関しては元々私が過去に経験してきたものを、改めて今この会社・世の中にあるサービス状況ならどうするかという視点で考え、推進したものになります。チャレンジがなかったというわけではないですが、入社前から自分の中で大枠の方針は持っているつもりでしたし、そこに対して強く自分の想いを反映していきたいという領域だったので、自信を持って進めることができたと思っています。

もちろん全て完璧にできたと言える状況ではないと思いますが、自分の今までの知見を生かして、可能な限りロスなく推進できたとは感じています。 少なくともこの領域では、しっかり貢献できてるんじゃないかなとは思っています。

5. ISMS・ITGC対応

元々READYFORは非常に若い会社ということもあり、入社時点でIT活用という面では文句のつけようがないような状況でした。従業員全員が世の中の Web サービスを活用する意識が高く、効率よく事業を運営する工夫が様々なところで行われていたと思います。

一方で、大企業や中央省庁のような組織で働いた経験のあるメンバーはほぼおらず、情報セキュリティ内部統制といった取り組みは非常に荒削りな状況でした。(意識をしていないわけではないが、体系的に取り組めていない状況)

私もどちらかというと効率重視の人間で、情報セキュリティ内部統制というキーワードはあまり好きではないのですが、この領域の責任者として動く以上、「自分がやらねば誰がやるんだ」 という責任感はしっかりと持って進めています。がっつり取り組んだことのある領域ではないので、一つ一つ要求事項に対する回答を根本から考えながら進めている状態ではありますが、自分の性格と意外と合う部分もあるかもしれないとは思っています。

そう考える理由の一つは、利便性を損なう要因の多くは、情報セキュリティや内部統制から発生する という事実です。前述した通り私自身効率厨であることを自覚しています。そのため、よく不便な環境で働くことに苛立ちを覚えたりもしていました。(「なぜこんなことをやる必要があるのか」という疑問)

よく情報セキュリティ(や内部統制)と利便性はトレードオフということを見聞きしますが、全てがそんなことはないはずです。分かりやすいところでいうと、「SSOを進めること」は情報セキュリティと利便性を両方向上させることは自明です。もちろん利便性が犠牲になってしまう施策も多くあることは否定しませんが、改めてこの領域にどっぷりと浸かって根本から情報セキュリティや内部統制の仕組みを考えた時に、「形骸化するような施策・運用を如何に潰すか」を楽しめてたりする自分もいるなと感じてたりします。

6. 労務管理業務全般(就業規則改訂、勤怠管理、給与計算等)

正直自分でも何じゃこりゃって感じですね。

私自身、この領域を担当することになるとは夢にも思っていなかったのですが、元々労務を担当してくださっていた方が産休に入られたことをきっかけに、労務管理の実務レベルから経験することになりました。 労務関連の書籍を必死に読み漁り、基本的な労務管理から社会情勢の変化に対する就業規則・規程改訂方針検討までを一気に回しているような状況でした。(読んだ書籍の中で、良かったものを参考までにリストアップしておきます)

元々労務領域のIT活用が遅れていることは想像に難くありませんでしたが、改めて担当者として業務を行うと、課題が山積みであることがよくわかりました。少なくとも1事業者の労務担当者が頑張ればIT活用を推進できる状態ではなく、国(主に厚労省)や健康保険組合が一体となって取り組んでいく必要があると強く感じています。

デジタル庁の動きも活性化してきておりデータの利活用や手続き簡略化の面では進んでいくことが想定されますが、リモートワークやフリーランスといった働き方の変化によって新たな問題も顕在化してきており、考えなければいけないことは非常に多岐に渡ります。企業の売り上げや利益に直結しないことからも、1企業の中では大きく問題として捉えられにくく投資も進まない領域ではありますが、国や働く一個人としては目を背けずしっかりと考えていく必要がある分野だなぁと改めて感じさせられます。

家庭について

まず一番のイベントとして、長女が生まれました!現在は生後半年ほどになりますが、もうがっつりずり這いしてますね。

2月末からコロナの影響もあって、元々趣味にしていた山登りやキャンプに全くといっていいほど行けなくなった1年ではありましたが、リモートワークが本格化したおかげもあって子供の成長をじっくりと味わえた1年になったかなとは思っています。

友達と遊ぶ機会が減ったことはそこまでストレスでもないのですが、自分の時間が減っていることに関しては正直危機感を持ってます。何とか習慣的に学習時間を捻出できるよう、引き続き自分の時間の使い方を考えていきたいと思います。なんだかんだ子供の面倒をしっかり見てくれている妻には本当に感謝ですね。。。

2021年の展望

ここまでは振り返りでしたが、ここからは2021年の展望を。

2020年は自分自身の責任範囲が労務領域にまで広がったこともあり、自分の時間の大半をインプット&作業に投資しないと回らなかったですが、この状態が長期化すると私自身にとっても良くないと考えています。

働き方の変化や子供の成長による家庭環境の変化もある中で、以下の部分を強く意識していきたいと考えています。

  1. インプットだけに止まらず、しっかりと自分自身のスキルを向上させ外部に対しても自信を持ってアウトプットしていく(このブログもその一環ではありますが)
  2. 自分自身のマネージメントスキルを磨きながらメンバーに任せられる業務領域をどんどん拡大し、腰を据えて改革を進めていける組織づくりを行う
  3. 働き方の変化、子供の成長を見据えた住まい環境を再構築する(引っ越しするかも)
  4. 複数のコミュニティに対する貢献

2021年もよろしくお願いします!